「アフリカのいのち」と「あるヨギの自叙伝」

 

「一人の老人が死ぬということは、
一つの図書館が焼けてなくなってしまうのと同じことだ。」

Quand un vieillard meurt, c'est une bibliothèque qui brule.

 

どこかで聞いたことがあるでしょうか。
もはや誰が言ったか知らないままに、折りにふれて引き出されるこの言葉は、1960年のユネスコ会議で西アフリカ・マリ共和国の賢人、アマドゥ・ハンパテ・バー(Amadou Hampate Ba)が言ったものでした。

 

古来、口承で伝える豊かな文化を持つアフリカ諸国。
その無文字文化を保護するために尽力した賢人、アマドゥ・ハンパテ・バーの自叙伝『アフリカのいのち』は、読み終わるのが惜しいほどワクワクする本でした(“Amkoullel L'enfant Peul" )。

 

生まれた由縁である祖先の歴史から少年の冒険物語へ、ストーリーテリングの見事さに興奮しながら、この奇想天外とも思われる物語、西アフリカの偉大な賢人たちの教えを受けながら少年が成長していく物語が、いつまでも終わらないでほしいと願いながら読んだことを覚えています。

 

2005年頃の放送大学のフランス語講座では、この500ページに渡る自叙伝のエッセンスともいえる、アフリカの学びのことをとりあげていて、そこでわたしはこの本に出会ったのでした。

 

そのエッセンス。
西アフリカ・マリの伝統的な学びとは、縦割りの教科を教えるものではなく、歴史や、文学や科学、様々な学問を横断的に、そのときの学ぶ者の興味に応じて、自由に教えられるもの。


そこには吟遊詩人や音楽家がいて、静かにギターを鳴らしたり、歴史を讃える歌を歌いながら、夜ごと豊かな学びの夕べが繰り広げられていた、と。
わたしは、そんな夕べにとても憧れたのでした。

 

そして、昨日わたしの手元に届いたパラマハンサ・ヨガナンダによる『あるヨギの自叙伝』(Paramahansa Yogananda " "Autography of a yogi")。

 

この本を手に入れようとしたとき、すでに『アフリカのいのち』がわたしの頭をよぎっていました。


果たして、こちらも500ページほどの文章のまだ1/10くらいしか読んでいないのですが、ワクワクが止まりません。

あるインド人の少年が、偉大な聖者たちの教えを受けるために冒険しながら成長し、やがてアメリカに渡り(アメリカ政府から目をつけられるほどの)多大な影響を与えるほどの聖者となったという物語。(今はまだ高校生くらいのところを読んでいます。)

 

多くのヨギーに影響を与えた物語は、映画化もされたようです。関西ではやっぱり第七&アートビレッジみたいですね。

 

映画「永遠のヨギー」
http://yogi-movie.com/sub/theater.html

さてさて、続きを読みましょう。
うーん、読み終わるのがもったいない本を読めるって、幸せ。

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