「読まない『シャーマンズボディ』〜最初のレッスン〜」あとがき(その1)

「読まない『シャーマンズボディ』〜最初のレッスン〜」あとがき(その1)

 

思い出していること
感謝
旅は続く

 

 

 

 

 

 

 

「読まないシャーマンズボディ」はとてもコンセプチュアルな企画になったのではないかと感じている。コンセプトというのは「本」という「読むもの」を「読まない」企画というパラドクスを楽しむというのが個人的なテーマだった。蓋を開けてみると参加者の多くは「シャーマンズボディ」が何かわからず参加したというツワモノ揃いだったのでかえって新鮮な気持ちで取り組むことができたように感じている。

 

また、各回のワークはきっと参加者の皆さん一人ひとりにとって異なる「意味」を感じられるものになったであろうし、何より、僕自身も今回の企画をきっかけに自分の内的な体験を整理することができてとても良かったと感じている。

 

中でも新しい発見だったのは僕自身が僕自身の中に沸き起こるエネルギーや力を抑え込んでおり、その押さえ込まれた力が放出されるのを待っているような体験が多かったことだ。参加者の皆さんが今回のワークを通じて何を獲得したのかは僕には想像することくらいしかできないが、きっと色々な体験を持ち帰ってくださったのではないかと思っている。

 

 

 

 

 

さて、そんな「読まない」企画を実現したわけであるが、僕にとって本としての「シャーマンズボディ」はとても不思議な作品である。初めて手に取った時から現在に至るまで、何度読み返しても新鮮なインスピレーションを与えてくれる。それは「教科書」のように人生の答えを提示してくれるものではないが、人生という旅を楽しむためのコンパスのように進むべき指針やヒントを与えてくれる。

 

そんなシャーマンズボディのエッセンスを掴み取るために生まれた本企画は、りえさん (石川 梨絵 (Rie Ishikawa)と一緒でなかったら生まれなかっただろう。というのは、僕自身が彼女の主催するヨガと対話の空間に一人のファンとして足を運び続け、彼女が作る場がどのような場になるかを知っていたからこそ「読まないシャーマンズボディ」というアイデアが彼女の場の雰囲気とマッチするのを感じたからである。

 

結果は期待通りの雰囲気の中でワークを実施することができた。期待していた雰囲気をなんとか伝えてみたいとは思うものの、雰囲気というのはどうも言葉にするのが難しい。なんとか乏しいボキャブラリーで言葉にしてみると「月夜の湖で対岸にいる人物と見つめ合っている」ような感覚である。シンとした静寂と確かにそこに人がいることを感じられる緊張感が僕にはとても心地よい。そういう雰囲気の中だからこそワークに深みが生まれたのではないかと感じている。

 

そのような雰囲気を支えつつ、夢の続きを演じたり、何かになったり、嘘をついたりという奇妙奇天烈なワークをともに楽しんでくださった参加者の皆さんには心から感謝している。
きっとそれぞれが様々な事情(職場、友人、恋人、そして家庭の事情)を抱えながら足を運んでくれたと感じているし、その「事情」がみなさんのワークを深めたのではないかと感じている。

 

最後に皆さに改めて共有したいミンデルの言葉を紹介したい。

世界は非常にもあなたを孤独な世界に追い込んでいく。
しかし、それこそがさらにワークを続けなければならないサインである。

 

もし、あなたが「孤独」を感じているとしたら、それはワークを続けなければならないサインかもしれない。
僕はこの世界のどこかで、同じような「孤独」を感じながらワークを続けたいと思う。

それが僕らの「つながり」だと思う。

 

11月某日 秋風と人の視線が突き刺さる時計台より

 

荒川 隆太朗

 

 

「読まないシャーマンズボディ 〜最初のレッスン〜」

コミュにティファシリテーション研究所

https://www.facebook.com/events/901576413316330/

 

 

 

 

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